そして、株式を購入するという行為は、日本における資本主義経済の長期的な成功が続くであろうという信頼を表明することを意味しているのです。
このことは資本主義経済を選択している限り、永遠に事実であり続けます。
そして、投資の基本とは「おカネがおカネを生む」という資本主義経済のメカニズムを自分の味方につけるということにつきます。
投資することによって、自分のおカネを旅させて、おカネ自身に汗をかいてもらって、働いてもらって自然に増えていってもらうことが大事なのです。
それを「リスク」と捉えるのか、「投資」と捉えるのかによって、今後の人生には大きな違いが出てきます。
「額に汗して働く」というだけでは、今後の厳しい日本経済において生き抜くことはできないからです。
たとえば、1951年末年時点で、もしあなたが100円を株に投資していたらどうでしょう。
その価値は現在4万9689円になっています。
インフレの結果、当時の100円は現在の15円程度の価値しかありません。
つまり、減価しているわけですが、インフレ分を調整して減価させても、株が稼ぎ出した4万9689円の実質価値は約7563円になるのです。
つまり、実質的な価値で見て、7.6倍になっているわけです。
現金で持っていたら6分の1以下の価値になっていた資産が、株で保有していたおかげで7.6倍になったのです。
長期間マーケットに居続けましょう。
ここで株式市場ではよく知られた、興味深いデータをご紹介したいと思います。
図9は1953年から2006年までの、保有期間別の株式投資年間収益率です。
1年、2年といった短期保有では、プラスもマイナスも大きく散らばっていますが、30年を超えると12~13%前後に収束していきます。
これは統計学者が「平均への回帰(Reversiontotheean)」と呼ぶ現象です。
30年以上保有し続ければ、どんなに株式投資がうまい人でも下手な人でも、そして二度の石油ショックや円高不況、バブルの崩壊があっても、おおむね12%の収益をあげることが可能であることがわかります。
コインを投げてみましょう。
10回投げたうち、表が出た確率を計算してみてください。
2割だったでしょうか、7割だったでしょうか。
中には、10回とも表の人がいるかもしれません。
それでは、あと90回投げてみてください。
100回とも表という人はほとんどいなくなったはずです。
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